6月23日(水) PTA立命館大学見学会を実施しました。
コロナ禍ということで見学会が開催できるか心配されましたが、6月20日で緊急事態宣言が解除され大学側からもOKをいただき無事開催となりました。
朝から晴れてとても暑い日となりましたが、参加者43名で立命館大学いばらきキャンパスを訪問しました。
いばらきキャンパスは
JR茨木駅から徒歩5分
阪急南茨木駅から徒歩10分
という駅近な立地でアクセス抜群でした。
キャンパスは塀や柵などがなく開放的で芝生や植栽で緑豊かな広々とした空間が広がっていました。
隣接する公園(キャンパスと区切られていないのでキャンパス内のようでした)にご近所の親子だと思われる方が虫取り網を持っていらっしゃいました。
学生さんに案内していただいた際に伺ったのですが、休日はたくさんの家族連れのご近所の方が遊んだり散策されているそうです。
参加者の皆様には時間厳守でお集まりいただき「時間までにきちんと集合し定刻通りに開始するのは初めてです。豊中高校PTAの皆さん素晴らしい」と後でお褒めの言葉をいただきました。
受付後、くじで10グループに分かれて講義室に移動し、立命館大学入学センター次長の熊谷さんから大学入学後のことや大学入試についてお話を伺いました。
とてもお話上手でぐいぐいと引き込まれました。
「関西人なので笑いを取るポイントも考えて喋ってますが、今日はもう3回スベってます」などと笑いを交えながらも分かりやすく熱心にお話していただき大変勉強になりました。
印象に残ったお話として
今の子たちは私たち親世代が経験したことのない多種多様な社会を生きなければいけない。有名企業も安泰ではない現在、親の古い価値観を強制するのはどうなのか?
就活のグループ面接に必ず数人は外国人留学生が混じっていて、入社後は様々な国籍・価値観の人たちと一緒に協働しなければならない。その多種多様を受け入れ論理的にコミュニケーションが取れる人が求められる。言われたことをやるだけではなく、自分で考え自分で判断し行動する力が必要。
ただずっと勉強をするだけでは大学に入学する学力は得られるかもしれないが、その後に求められる力を培えない。だから高校生の間に目いっぱい学校行事や部活をやってほしい。他学年や他クラスの人たちと積極的に関わって多種多様を受け入れて協力し対応できる力をつけてほしい。
今後問われるのは学歴だけでなく学習歴。どれだけの目的を持って取り組み、自分で考え判断し実行し、やり切ってきたかが重視される。資格、語学力などは入社してから身に着ければいいと企業側は思っている。高校の文理選択からもう学習歴は始まっている。
というようなことをお話の中で繰り返されていて、自分で考えて自分で決めることを見守る、親の古い価値観の押し付けにならないよう気を付ける、勉強しなさいばかりではいけないと身にしみて考えさせられました。
お話の後はグループごとに学生さん一人ずつ入っていただき質疑応答タイムでした。
グループごとに内容が違いますが、各グループでいくつか共通していたのは
- 立命館大学は普段の大学生活も就活もかなり手厚くサポート・ケアしてもらえる
- 留学生や地方出身者など多方面から集まっているので色々な人と交流できる
- 行事・部活・友達含め充実した高校生活を積極的に楽しんでほしい
- 親に勉強しろと言われるのが嫌だった
- 親の応援・サポートがありがたかった
- 入学後の一人暮らし・下宿で親のありがたみがわかった
こんなところでしょうか。やはり勉強勉強と言い過ぎず応援したいですね・・・
質疑応答の後、各グループでキャンパスの案内をしていただき見学をしました。
いばらきキャンパス開設から6年なのでまだまだ新しく綺麗で広々としていました。
長さ200mの廊下コンコースの所々にテーブルとイスが設置され、各自のパソコンでオンライン授業を受けている方が結構いらっしゃいました。
今までオンライン中心だったのが緊急事態宣言解除後からオンラインと対面が半々になり1日の中でオンラインと対面のどちらの講義もあるそうです。
蔵書80万冊の図書館では他キャンパスの蔵書も借りられるそうです。
キャンパス内の至るところに学生さんが利用できるパソコンとプリンターが設置されていて自由に使えるということでした。
コンビニ、生協、カフェ、食堂などの施設も充実していました。
今回はコロナ禍ということで私たちは見学会後の食堂やカフェの利用はできませんでしたが、案内していただいた学生さんの食堂おすすめメニューはネギトロ丼だそうです。
本当に充実した最新の設備と綺麗で広々とした空間に感心するばかりでした。
ご協力とご参加いただいた皆様ありがとうございました。