豊友会主催交流イベント繁昌亭朝席&大阪天満宮参拝ご報告その1


豊友会主催交流イベント「繁昌亭朝席で落語鑑賞&大阪天満宮参拝」その1


 豊中高校PTAの皆さんにご参加頂ける今年度最後の楽しいイベントは、
豊友会さん主催の、12月5日の「繁昌亭朝席&大阪天満宮参拝」でした。
「豊友会」とは、豊中高校PTAのOB・OGの会です。
6月に豊友会と合同で企画された「バスツアーwith豊友会」や、昨年11月の豊友会主催「落語の会&懇談会」も、
豊友会とPTAとの交流イベントとして企画され、今回の繁昌亭でのイベントには、PTA65名が参加させて頂きました。
 さて、今回はまずこちら、「天満天神繁昌亭」の入り口付近でのチケット交換からからはじまります。
早い時間から、受付をしてくださっているのは豊友会の方々、
現役さんとの久しぶりの再会を喜び合う場面も見られました♪



 開場までのしばらくの時間、お手紙にありました「豊中高校」の提灯を探しに行きます。
一から探すのは難しいので、豊友会の方に教えていただきました。
建物の左側面を、奥の方から眺めています。 
 

 もう少し接近します。瓦のすぐ上の左から12個目の提灯だそうです。
どれでしょう。

 


ありました!!!


 参加された皆さんは、豊中高校の提灯を見つけることができましたか?
今回不参加の方も、機会がありましたら、是非ご覧になってください。

さて、正面に戻ってみると、入り口から続く長蛇の列。もうそろそろ、開場です。


いよいよみなさんの入場です。
豊友会・豊高PTA関係の参加者は約90名、一般の方々もおられました。



 開演前の場内の様子です。正面の緞帳(どんちょう)、見上げると天井からつるされた無数の提灯、
寄席の雰囲気を盛り上げる見事なデザインですね。

   


 10時になりました。いよいよ開演です、ここからはさすがに写真は撮れません。
今回のちらしを参考にご想像ください。(写真左上は入場チケットです)
      

 桂枝女太(かつらしめた)さんを中心に、向かって右の方が笑福亭喬若(しょうふくていきょうじゃく)さん、左の方が林家染八(はやしやそめはち)さんです。
実際の高座では、桂枝女太さんを中心に、右側に笑福亭喬若さん、さらにその隣に
林家染八さん、左側には、三味線を抱えたお囃子の、はやしや香穂さんがお並びでした。

 はじめに、枝女太さんより、繁昌亭の開設のいきさつについてのお話がありました。
個人や企業から寄付金を募り、沢山の方々のご協力で完成した定席寄席、繁昌亭。
建物の内外に吊されている沢山の提灯には、建設するにあたり募金をした人々の名前や団体の名前が書かれています。
はじめにご覧頂いた「豊中高校」の提灯も、枝女太さんが豊中高校でPTA会長(H14年度)をされていたつながりで、豊友会の加堂会長が発起人となり、豊中高校関係者有志による寄付で贈られたものだそうです。
会場から驚きの声が上がりました。
「え?そうですよ、十何年か前に豊高のPTA会長、しておりまして・・・」と枝女太さん。
そうです、ですから桂枝女太さんと豊友会さんあっての本日の朝席なのです。


 次に、お囃しのご紹介と実演をして頂きました。
落語家が高座に上がる際にかかる音楽を出囃子と言い、ベテランになるとご自身の出囃子を持っておられるそうです。皆さんで、いくつか演奏していただきました。聞いていただけないのが残念。

お囃子について、少々知識を得た後、いよいよ落語のはじまりです。

まず、最初の演目は林家染八さんによる「動物園」。

 仕事もしないでぶらぶらしている男が、良い仕事があると紹介されたのが、動物園の虎に扮するというもの。こちらの演目、ご存じの方もいらっしゃったのではないでしょうか。染八さんの虎と人間の狭間の表情やテンポが絶妙でした。 

次に笑福亭喬若さんによる「時うどん」
                           

 こちらは、昨年豊中高校の森川ホールで枝女太さんが演じられました。
機転の利く兄貴分に比べ、少し足りない感じの弟分を演じる喬若さんの軽妙なおとぼけぶりに吹き出す声があちこちから。うどんをすすり、だし汁を飲むずるずるという音は、さすがと客席をうならせました。

 そして出囃子「岸の柳」の演奏とともにいよいよわれらが豊中高校PTA、OBの桂枝女太(かつらしめた)さんの登場です。
演目は「七度狐」。
 お伊勢参りの途中で、旅人二人が投げたすり鉢が狐の頭にぶつかり、仕返しに二人をだますことになります。皿が頭に当たった狐のうらめしい登場シーンと、旅人が川を渡る「浅〜い〜か〜深いか♪」のかけ声にあわせたお囃子(はめもの)も場面をもり上げました。
枝女太さん演じるだます狐の平然ぶりと、だまされる旅人のあわてた表情の滑稽さに、朝からみんなで沢山笑わせていただきました。
桂枝女太さん、他の皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました。

 さて、落語を鑑賞したあとは、顔に残った笑い皺をのばしながらその足でお隣の天満宮へ参拝です。枝女太さんもご一緒してくださいました。→その2に続く