2020年11月16日(月)13:30~ 吹田メイシアターにてPTAにより進路講演会が開催されました。コロナ禍のため異例尽くしとなりましたが300名以上の参加希望があり当日も285名の保護者が来場しました。
吹田メイシアター
たくさんの方に来場いただきました
今年は「公立大学法人大阪理事」の田頭吉一先生にお越しいただき、2022年4月に開校予定の大阪公立大学の紹介と現在大学を取り巻く状況についてお話しいただきました。今回は平野校長先生が以前に田頭先生のお話を聞いて是非進路後援会でもとご紹介いただきました。
まず最初に恒例の平野校長先生による校歌独唱ですが、今年はフェイスシールドを着用されています。保護者の緊張もほぐれました。
田頭先生(左)と平野校長先生(右)
恒例の校歌独唱
田頭先生は文部事務官として鹿屋体育大学や岡山大学、京都大学で学生支援をされてきたご経験から大阪公立大学を学生にとって素晴らしい大学にしたい、コロナで通学ができないでいる大学生の置かれている状況、これから受験する高校生たちに伝えたいことを熱心にお話し下さいました。
壇上の田頭先生
真剣に耳を傾けています
大阪公立大学は大阪市立大学と大阪府立大学を踏襲する大学というだけでなく将来のキャリア形成に役立てるように現代システム科学域という、理系・文系といった学問の壁を取り払う課題解決型の学域を新設したり、獣医学部を国公立大学唯一の単独学部とし日本の畜産業をヨーロッパと同等に引き上げることを目指しています。他の学部についても詳しく説明をいただけました。
企業が学生に求める資質についてもアンケート調査を行われ、文系も理系も第一位は「課題を発見する力」だそうです。先生はそのためにも早く学生たちにアルバイト、旅行、友達作りをさせてあげたいとおっしゃっていました。
コロナ禍で通学がままならない中、ある大学の調査では約3割の学生に鬱の傾向が見られるということです。ご自身も大学生の保護者の立場から「一番辛いのは学生本人です。大学生のいらっしゃるご家庭ではお子様達に寛容に接してあげて下さい。」とのことでした。
また、先輩大学生を騙りSNSで受験支援を口実に受験生に近づき、合格後に違法行為やカルト団体に引き込む事例があるので受験生にも注意喚起をお願いしますとのことでした。
例年ですと質疑応答があるのですが今年は終了後早々に解散となりました。例年行っている大学見学も中止となり進路講演会も不安を抱えたままの開催となり歯がゆい思いですが、2020年度の教育振興委員会行事はこれで終了となりました。
多数の皆様にご参加いただき、ありがとうございました。
教育振興委員一同