2021年12月6日(月)14:00~15:30
多目的室(115名参加) 2年学年講演会
感染症防止対策の一環として換気を行っていることもあり、寒さが懸念される中、
たくさんの保護者の皆様にご参加頂き、
河合塾・近畿営業部、森 広樹氏による「大学入試の現状と保護者の心構え」と題した進学講演会が行われました。
志望校選び、大阪公立大学の志願状況、共通テストの傾向と2次試験、勉強方法など、入試を取り巻く流れについてスライドを使ってご説明くださり、ご自身のご家庭での
体験談など楽しいお話も交えた、盛り沢山な90分でした。
まずは志望校の決定。
大学の現状として、科学研究費の助成が上位10校は難関国公立大が占めており、予算の半分がこの10校に使用されているため、よりよい環境で学べる点で魅力的です。
しかし、コロナの影響か入試を安全に早く終わらせたいと考える傾向があり、共通テスト出願者やチャレンジ志向が減少、難関国公立大の志願者は4年で7%減少しているのが現状で以前に比べると狙いやすい状況とのことです。
来年4月開学の大阪公立大の志願者については大阪在住の学生が約半数、全国から志願者が押し寄せることもなく、関西圏の上位国公立大志望者が変更して志願することもなく、府大・市大時代の志願者数と大きな変化はないそうです。
共通テストの傾向はセンター時代と大きな変化はないそうですが、文章量が増え、読み込んで解く問題が見られることから、読解力や思考力が問われる傾向にあるとのこと。また難関国公立大については文系・理系共に数学での得点、私立大では英語での得点がカギとなるので、
英語ができないと大学生になれない、数学ができないと難関国公立大に行けない!
勉強の重点をどこに置くか、今から考えておいたほうがよさそうです。
次に、大学を決めるうえで参考にするのが各大学の受験科目です。
*共通テスト:学校の授業をきちんと押さえた基礎的なレベルをチェック
*2次:思考力や英作文など応用力をチェック
科目配点は各大学が勝手に決めている
ということは・・・
配点は大学がどんな人材を求めているかのメッセージである
行きたい大学の共通テスト,2次の配点を確認し、配点率が高い科目と比例して勉強時間を決めていくようにしていくとよい。
まずは志望校の得点配点率を確認してみる
配点率の高い科目は時間をかける必要があるので自宅学習優先科目に。
では配点率の低い科目はどうしたらよいのか。
学校の授業に集中して学校で勉強するようにしていけばよい。
共通テストも学校のレベル、基本的なレベルが出るとのことで、
いかに学校の授業を活用し集中するかが大事であり、高校3年生になればみんなが勉強するので、高校2年の今から普段の授業を重要視できるかどうかが大事だと感じました。
学校の授業を集中すれば1日4~5時間の受験勉強をしたことになるというのは凄いことだなと思いました。
最後に先生は「豊高生は他の高校と比較しても能力があります。保護者や生徒が思っている以上に豊高生はすごい!と思ってください。」と仰ってくださいました。
コロナ禍の中、こどもたちは本当にいろいろな意味で頑張っていると思います。
来年の受験にむけ現在の受験の状況をふまえて、大学選びから勉強方法まで子どもの主体性を重んじたサポーターになれるよう様々なアドバイスをいただけた時間でした。
年末のお忙しい時間にもかかわらず、多数ご参加いただきありがとうございました。
後はこどもたちが修学旅行に行けるよう祈るばかりですね。
今年度の2年生の学級委員会としての活動は、これで最後となりました。
1年間ご協力くださいました先生方、保護者の皆様、本当にありがとうございました。
(2年生学級委員一同)