安全で気持ちのいい「ネット生活」を送るために
先日、豊中市人権協研修で「ネットワーク社会における人権」という講演を聴いてきました。
講師の宮田 仁滋賀大学教授は、新幹線の旅券やJRAの馬券を携帯電話で購入するモジュールを開発された方です。それだけにネットの落とし穴を知りつくされ、またどのように対処すればよいかなど、映像資料を縦横に駆使しての非常にためになるお話をお聴きすることができました。
たとえば小中学生に大人気のプロフの利用者の半数は30〜50代の男性であり、女の子のプロフはそんなオジサンたちに日々チェックされているのが現実。だから、個人を特定できる内容や写真はくれぐれもアップしないようにということです。また嫌がらせメールを不特定な形で送られたら、警察署への被害届提出から最短4時間半後には、相手が14歳以上なら府迷惑防止条例違反で逮捕することができるなど、被害者・加害者両方にかかわる最新情報も教えていただきました。
最後にあげられた「ネット社会を安全に安心して生きていくために」という3つのことばは
1. 相手の気持ちを思いやる伝え合う力を持とう(読んだ人の気持ちを考えるため、書いたメールや書き込みは3回読み返す)
2. 自分の発信する情報には責任を持とう(一度送った文字は二度と取り消せない)
3. でも困った場合はコミュニケーション(誰かに言う)
そして掲示板で誹謗中傷されたときは、掲示板責任者に書き込みの削除を申請したり、書き込みの相手に対して損害賠償請求や、名誉毀損刑事告訴をしたりする方法があるそうです。
詳しくは「大阪府警察ホームページ」→「生活安全」→「サイバー犯罪対策」→「インターネットトラブル相談と対処方法」をご覧ください。
 おたがいにモラルをもって、気持ちいいネット生活を送りたいですね。