人権研修講座報告

人権研修講座「心の窓を少し開いて」
〜人権力はやる気・根気・元気、そして陽気から〜報告



10月7日(土)10時より森川ホールにて、関西外国語大学教授の明石一朗先生を講師に
お迎えして、人権研修講座を開催致しました。
明石先生の温かい人柄とユーモアあふれるお話に皆さん和やかな雰囲気で、時折笑い声
のあふれる素敵な講座でした。



講演前に本日のサプライズ。校長先生のウクレレ演奏です。
素敵なウクレレの音色と歌声に皆さんうっとり聞き入り、日頃の疲れも吹き飛び、癒さ
れました。



<講演内容>
まずはじめに、人権とはどういうものか、というテーマで講演が始まりました。
「人権」と聞くと難しい暗い怖いイメージを持っていませんか?
子どもの頃から受けてきた人権学習で知識中心の植え込みによって、
人権嫌いな人が増えているように思います。
本来、「人権」とは幸せの追求であり、何人も安全、安心、自由であること。
そして、「幸せ」とは無病息災、商売繁盛、家内安全であること。
ネガティブではなくポジティブなもの。好感、共感、親近感こそが人権のキーワードとい
えるのです。


人権がどういうものか分かった所で、私たち保護者が高校生という多感な時期の子どもと
どう関わっていけば良いのか、青年期の学生にとって生活の中で必要なことは何か、これ
から社会や企業から何を求められるのか、その為にはどういう力を身につけると良いのか
など、身近なエピソードも交えて色々なお話を聞きました。
子どもが何か悪さをした時、理由を聞かず頭ごなしに怒ってしまうことはありませんか?
子どもが何かする時、子どもなりの理由が有ります。その理由をしっかり聞くことで、
子どもは愛情を感じるのです。
『乳児期=肌を離さず、幼児期=手を離さず、学童期=目を離さず、青年期=心を離さず』
この言葉を聞き、今までの子育てを思い返し、とても共感を持ちました。
青年期という多感な時期の子どもは色々反抗的で関わり方が難しい時だと思いますが、
「肌、手、目は離しても、心は離さず」を心にとめて、見守ることが大事な愛情
表現だと学びました。
それから、企業が学生に求める力は、意欲・適正・能力です。これらの力を身に
つける為には、日々の生活の中で、明確な目標を持ち、素敵な友達関係を築き、
生活リズムをきっちりすることが必要になります。
子どもたちが日々健全に過ごせるよう、私たち保護者も何をするべきか考える
きっかけを持てた講座となりました。



<アンケート>

・とても楽しい講座でした。38件
・この講座に参加して、明石先生のお話が聞けて良かったです。14件
・明石先生のお話が楽しくて、来年も又、今日の続きのお話が聞きたいです。6件
・この講座を豊高生全員にも聞かせて欲しいです。4件
・ネガティブな人権のイメージがかなり変わりました。16件
・思春期真っ只中の子どもに対しての接し方のヒントをいただけてうれしく思います。
・あいさつや生活リズムを整えるなど身近なことから人権を考えることが出来て良かったです。
・子どもの成長を上手にサポートしてあげたいと思います。
・明るく楽しく前向きに頑張ります。
・子育ての参考になる話があり心にしみました。これからの子育てに生かしたいです。
・来られなかった人はもったいない。もっとたくさんの方に聞いてもらいたかったです。3件





最後に増田会長のご挨拶

子どもの気持ちや子どもとの接し方など、改めて考えるきっかけを持てた有意義な
2時間となりました。
ご参加下さった皆さん、小雨の中、ありがとうございました。
また、来年度はどういう講座になるか分かりませんが、今年度同様きっと楽しい
講座になると思いますので、是非ご参加くださいますよう宜しくお願い致します。
乞うご期待!