3年学年懇談会

3年学年懇談会報告

7月4日(水)、3年学級委員会主催の進路講演会(学年懇談会)を開催しました。

雨が降ったり止んだりの落ち着かない一日となりましたが、
約180名の保護者の方々にお集まりいただきました。


今回は、半年後に迎える入試本番に備え、
近畿大学 入学センター高大連携課課長 屋木清孝先生を
お招きし『大学入試の現状と受験生を持つ保護者の心構え』
というテーマでお話いただきました。
屋木先生は、近畿大学に勤務される前に駿台予備校で26年受験生を指導されたそうで、
大学入試のエキスパートと言って差し支えない方で情熱あふれる素敵な先生です。

まず最初に、大学入試について正確な知識を持っているかを確かめるため、
YES/NOクイズに挑戦しました。
全部で7問のクイズだったのですが、
結構難しく、誤解していることイメージだけで判断していることが
多いと気が付きました。
保護者としての心構えを持つために、
変わりつつある大学入試の状況を正しく理解する必要があると感じました。
他にも充実の講演内容だったのですが、特に大切な3つのポイントをここに記しておきます。

【受験生を持つ保護者の心構え】
1.進路の現状を理解する(本人と共通の認識を持つ)
2.良き家庭環境を作る(家庭環境・健康管理・学習環境・徳育面での協力)3.夢を持たせるコミュニケーション(認める・励ます・応援する)
この3つを意識し、残りの高校生活をサポートしていきたいと考えました。

また屋木先生のお話の中で、わたしたちが心に残ったことを
2つだけ紹介したいと思います。
1つは
【英数国理社など勉強については、学校等で学ぶものだから、
子どもの成果をしっかりとほめることが大切である。しかし、家庭では、あいさつなど社会のマナーをしっかりと教える必要がある】
とおっしゃっていました。
それは、子どもの将来というものは大学合格などをさすものではなく、
その先の社会に出てからのことなので、
その時に必ず身に着けておきたいもの、
それが人としてのあいさつやマナーだということでした。
普段、子どもの勉強内容や成績だけに目が向きがちですが、
そこを改めて意識していかなければと考えました。
もう1つは
【目標や将来がなかなか思い描けない子どもには、
「やりたくない」「なりたくない」を聞いてあげて、
そこを省いていくことで、将来を考えるとよい】
とのことでした。
なりたいものは思いつかなくても、なりたくないものはあるという、
発想はとても面白いし、保護者としても子どもに聞きやすいものだと思います。

最後になりましたが、
子どもだけでなく保護者にもエールを送ってくださった屋木先生、
素敵な講演に胸が熱くなりました。ありがとうございます。
お忙しい中、ご準備くださった3年担任の先生方、
足元の悪い中、ご参加くださった保護者の皆様、
ありがとうございます。
この講演会で3年学級委員会主催の行事は、最後となります。
子どもたちの卒業まで、約8か月、
ゴールから逆算して、大切に過ごしてまいりましょう。


3年学級委員一同