「桂枝女太さん人権講演会」
 〜言葉の重み〜


10月15日(金)、森川ホールで桂枝女太(かつらしめた)さんの講演がありました。
プロの落語家さんのお話が聞けるということで、とても楽しみにしていました。

枝女太さんは、自己紹介によると桂文枝一門の10番弟子。
一門の1番弟子が桂三枝さん、2番弟子が桂きん枝さん、3番弟子が桂文珍さんということでした。
まず、前回の参議院選挙に、きん枝師匠が出馬された際の応援活動のお話などで、場を和ませていただきました。

講演内容は“放送禁止用語”を検証しながらの、言葉の使い方の大切さ。
古典落語にも放送禁止用語が使われているものが多くあるそうですが、その言葉を、別の言葉に言い換えたとしても「〜のくせに」とおとしめては同じことで、「〜くせに」という言葉や気持ちが、言葉の意味を差別的なものに変えてしまうのだということ。

つまり、言葉自体に善し悪しがあるのではなく、その言葉を使う人の『心』によって、言葉が気持ちのいい意味をもつことも、そうでないこともあるということ。

枝女太さんご自身の体験などを、笑いを交えながら、素敵な声でお話いただき、あっという間に1時間半が過ぎました。


言葉は心を伝えるために大切なもの。
普段何気なく使っている言葉を見直すいい機会となりました。
また、言葉を大切にしながら、人とのコミニュケーションを楽しみたいと感じた、有意義な時間でした。