人権研修講座報告


人権研修講座「高校生の自尊感情を育む会話術〜心に響くほめ方講座」報告


10月15日(土)10時より多目的室にて、神戸親和女子大学教授の古川知子先生を講師に迎え、人権研修講座を開催致しました。



校長先生、教頭先生を含め、80名の参加があり、大盛況でした。


講演前に本日のサプライズ。校長先生のウクレレの演奏です。
本格的なウクレレの演奏と伸びやかな歌声に耳を傾け、すっかりリラックス致しました。(演目につきましては校長先生のブログをご覧ください)


<講演内容>
ロールプレイなどのワークショップをまじえながら、自尊感情や、豊高生の現状、子どものいいところさがし、「ほめること」と「認めること」、心に届く言葉などについて、お話を聴きました。
まさに参加型、対話型の講演でしたので、皆様も実感をもって講演内容を理解できたのではないでしょうか。



古川先生の優しい語り口とおだやかな笑顔に癒されました。


<ワークショップ>
二人一組で、親役・子ども役となり、自分の子どもの立場を演じて、親役にほめてもらうというワークショップは特に好評でした。
くじ引きで決まった席でしたが、参加した皆様はワークショップを通じてあっという間に打ち解けて、楽しくお話されていました。



「大人の決める一定水準に達した時に「ほめる」というより、子どもなりのこだわりや工夫を「認める」という発想の方が、子どもの自信が持続しやすい」というお話を聞いて、大人の事情ではなく、子どもの立場になって考えて言葉がけをすることの大切さを認識しました。


ほめる際、Being(存在・在り方)、Doing(行い・行動)、Having(持ち物・所有)、どの部分に対してほめるか、どういう風にほめるかを疑似体験し、この講座をきっかけに今後の子どもへの声かけについて見直したり、実践してみようといった決意の言葉をアンケートに残された方が多数おられました。

<皆様の感想>
・子どもの立場になって認めてもらう、ほめられるという体験は新鮮。
・自分のほめ方がワンパターンになっているのではないかと感じた。
・結果に関係なく努力を認めてもらうという事が大事なんだと思った。
・さっそく子どもへの言葉かけを心がけていきたいと思います。
・小さなことでも、ほめていこうと思いました。
・子どもに対しての接し方をもう一度改めたいと思いました。
・少し立ち止まるような、いいきっかけになりました。
・ほめるという事の大切さを再認識しました。
・(豊中高生の自尊感情に関する)アンケート結果を見て、子どもたちの自尊感情が意外と低いなとびっくりしました。



ワークショップには教頭先生も参加されました。


対話型のワークショップを通して、子どものいいところに向き合い、子どもの立場になってほめられる新鮮な体験をし、自分の子どもとの接し方がどうだったのかを改めて考えるきっかけとなった有意義な2時間でした。

ご参加下さった皆様、ありがとうございました。