観劇報告


エリザベート鑑賞

東宝ミュージカル「エリザベート」に多数ご応募頂いた中から
厳選なる抽選で選ばれた60名で、
茶屋町にある梅田芸術劇場へ行ってきました。
この劇場は、阪急電車からよく眺めてはいるのですが、
実際に足を運ぶのは初めてです。
開場すると、どんどん人が集まって来て、
中には高校生の団体や宝塚学校の生徒らしき方も見受けられました。
観客の年齢層の幅広さに、大変人気のある舞台なのだと感じ、
わくわくしてきました。


いざ!チケットを手に中に入ると・・・
大きなエリザベートのパネルが出迎えてくれました。
列を作って多くの人がパネルの前で写真撮影。
 

さて、私たちの座席は三階席。
ではありましたが、眺めは充分でした。
劇場内の雰囲気をお伝えしたくて
撮影を試みましたが・・・
やはり係員からNG!

期待いっぱいの中、開演。


舞台は19世紀末、ウィーン。
オーストリア帝国ハプスブルク家オーストリア皇后エリザベート
暗殺したルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者)が裁判所で尋問されている場面に
始まり、裁判官に「エリザベート自身が死を望んだ、死(黄泉の帝王トート)
を愛していた」と訴える。それを証明すべく黄泉の国からハプスブルク家
面々を蘇らせ、死者たちは自分たちの人生を再び演じ始めます。

ストーリーは
〜若き皇帝フランツ・ヨーゼフが我が妻にとエリザベートを選びます。
一目で惹かれ合い結ばれたかに見えた2人の愛はハプスブルク王朝の
破滅への序章でした。
自由を愛するエリザベートにとって宮廷の暮らしは苦痛以外の何ものでもなく
姑の皇太后ゾフィーが取り仕切る宮廷では自身の子どもを自ら養育することも
叶わなかったのです。
ある日、自分の美貌が武器になることに気が付いたエリザベートは自らを
完璧に磨きあげ、ハプスブルク帝国の皇后として栄華を極めてゆきます。
しかしエリザベートが望みを叶えたのもつかの間
彼女の周りには夫の不義、国民の誹謗中傷、愛する皇太子ルドルフの死と
不幸の影がつきまとっていきます。
そして、それからの不幸とともに彼女の前に現れるのが黄泉の国の帝王
トート=死。トートはエリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け
彼女はいつしかその愛を意識するように。
しかし、その禁じられた愛を受け入れることは、
自らの死を意味することもエリザベートは知っていました。
滅亡への帳が下りる帝国と共にエリザベートの運命の日は迫っていたのでした〜

 
黄泉の国のトート役はミュージカルのプリンス井上芳雄
トートの妖しい魅力にのめり込んでしまうくらい、
とっても歌声も素敵でした。
また、エリザベートの曲はどの曲も良く、生のオーケストラの
演奏が始まるとその演奏にも感動します。
音楽もクラシカルで官能的なバラードから
ワイルドなロックまで、幅広く登場。
帰りの電車の中でも頭の中で演奏が続いていました。
初めてエリザベートを観たのですが、出演されている
役者さんがとてもハイクオリティーで観に行って本当に良かったです。
最後、カーテンコールの時にこの日、千秋楽を迎えたゾフィー役の
涼風真世さんが、「昔は妖精、今は妖怪!」と言われた言葉に
会場に笑いが起こりました。
あと、ルキーニ役の山崎育三郎さんも千秋楽でトート役の
井上芳雄さんから紹介されて2人のやり取りも笑いが・・・。
チケットが手に入りにくい中、観に行くことができ、
楽しいひと時を過ごせて夏の疲れも飛んで行ってしまったのは
私だけでしょうか・・・。
皆さん、お疲れ様でした。

最後になりましたが、今回の企画ではせっかくご応募いただいたのに
多くの皆様にはご期待に添えず申し訳ありませんでした。
企画委員では、本年度最後の企画として、
ミュージカル”キャッツ”鑑賞の募集をする予定です。
こちらの方もよろしくお願いします。
 
             PTA企画委員会