進路講演会

10月20日(水) 15:30より豊陵ホールにて、

大阪成蹊大学大阪成蹊短期大学 教育研究支援統括本部長 向畦地(むかいあぜち)昭雄先生を講師としてお迎えし、「進路講演会」を開催しました。約130名の方にご参加頂きました。

 

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当初予定しておりました定員60名を大幅に超える参加希望の申込がありましたが、9月30日に緊急事態宣言が解除されたことを受け、ホールの換気やCO2モニターの設置など感染症対策を徹底することで、申込者全員に参加して頂けることになりました。

 

はじめに校長先生からのご挨拶とウクレレ演奏の披露があり、和やかな雰囲気の中講演会が始まりました。向畦地先生は、校長先生の元同僚で古くからのご友人だそうです。

 

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「親として知っておきたい高校生のトリセツ~大学受験を前にして~」という演題で、府立高等学校教諭、学校長、大阪府教育庁、また大学生の親としてのご自身の経験を交えてお話し下さいました。内容の一部をご紹介いたします。

 

一つには、本格的な人口減少社会の到来を迎え、文部科学省が検討している将来の高等教育の在り方について、様々なデータを示して解説していただきました。その中で、これからの社会が求める人間像、特に今後の情報社会において、文系理系にかかわらず数理・データサイエンスの基礎的な素養を身に付けることの重要性を示されました。

 

大学進学に向けた心構えとしては、「行きたいと思う大学に行こう」「なぜ行きたいか」を大切にすること。子供なりに考えて言葉にすることが大事であり、言葉にすることで、それが大学受験の原動力になるとのことでした。

 

進路について考え、進学に向けて努力している子供たちに保護者としてどのように接するべきか、具体例を交えてお話下さいました。保護者としてできる最大のことは子供を信じて「応援する」こと、がんばっている姿を認めることが「応援する」ことである、という大切なメッセージを受け取りました。

 

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ご講演終了後に、Google formにてアンケートを実施しました。結果からは、「成績が一時的に停滞しても、我慢して耐えていれば必ず伸びてくる」という部分が印象的だったようです。

 

2021年度の教育振興委員会行事はこれで終了となりました。ご協力とご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。