2年学年だより NO.1 (その1)

 今年も暑い夏がやって参りました。皆様いかがお過ごしでしょうか。一学期は行事が多く子ども達も先生方も忙しくあっという間に過ぎて行ったのではないでしょうか。
 私達も新学期に発足しました委員16名、新しい出会いで楽しく活動を始めました。今年も学年だよりの制作、親睦会などの行事を進めて行きたいと思いますのでよろしくご協力をお願いいたします。

  担任団より『ごあいさつ』
 盛夏の候、保護者の皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より本校の教育に多大なご理解とご協力を賜り誠に有り難うございます。
 さて、「新しいクラスに馴染めるかなぁ」とドギマギしたのもつかの間の事、5月の遠足では、クラス内でグループに分かれ思いおもいの京都を楽しんでいました。…いくら遠足や修学旅行で来ている他校生が多くとも、“男女仲良しグループ”の本校生は遠くからでも一目で発見する事ができました。
 仲良くなったそれぞれのクラス、それを証明したのは言わずと知れた体育大会でのダンスでした。「考査が終わってからの僅かな時間(?…本校教員は、皆そう信じています)で、よくもまぁ」と感心!…いえ、パフォーマンスだけではなく、“あの笑顔”に感動したのは、決して保護者の皆様ばかりではありません。
 そして待ちに待った修学旅行。心配していた「はしか」も「台風」も日頃からの行いがすこぶる良好な61期生(とその教員)を前にして、退散してしまった様でした。晴れ・ハレ・HARE…石垣の自然に感動し、ハジケ、中には“プチ指導”もありましたが、それぞれが「一生の思い出」を満喫した61期生、その満足度はアンケート結果だけでなく、みんなの「日焼け顔」でも証明済みでしょう。
 兎にも角にも、大過なく高校生活3年間の最大の行事を無事終える事ができた事にホッとしたのも束の間、「修学旅行から帰ったら、考査一週間前なんて…」とぼやいていたのは決して生徒達だけではありません。試験の準備や人権映画の鑑賞指導など、私達教員も学期末に向けてハードな毎日が続きました。
 さて、大きな行事が終われば、フワフワ・ダラダラ感の蔓延が担任の悩みのタネ。「ケジメを付けて!…気持ち切り換えて!」と、一喝も覚悟でいましたが、意外や意外?…私が担当する美術や工芸では、旅行前より黙々と学期末の作品制作に取り組む姿勢が伺えました。「優秀優秀!…この調子でこれからも学習や行事に取り組んで欲しい。」と感じたものでした。
 考査が終われば短縮授業を経て夏休みに突入ですが、今年は是非、“2年生としての有意義な夏休み”を過ごして欲しいと思います。それは部活動も勿論ですし、学習習慣の定着化(家庭学習の時間の確保)も長期休暇ならではの有意義な過ごし方と言えますが、“自分の進路について考える”更にはご家庭で“話し合う”時間を設けて欲しいと思います。そのキッカケにと7月10日の放課後に「職業別進路講演会」を開催いたしました。その様子については、この後の記事をご覧いただきたいと思いますが、進路を「決めるのは、未だ少し先」であっても、「考え始めるのには、今まさに丁度良い時期」と言えましょう。
 自分の進路に向かい合った時、ダンスや石垣でハジケル程の笑顔を見せた61期生でさえ、その笑顔を忘れ、時には悩みに満ちた表情で訴えることもあるでしょう。
 私達担任は決して「さぁ、これから進路に向かってまっしぐら!」などとプレッシャーを掛けるつもりはありません。むしろ今は、『自分の将来〜夢〜』を叶えるために、それぞれがやらなければならない事を“焦ることなく着実に”こなして行って欲しい・・・それを“これからの1年半を掛けてサポートして行く”のが担任と教科担当者でもある私達の仕事だと考えています。どうかご家庭におかれましても、あたたかいエールを送り続けていただきますようお願いいたします。
                  2007年7月吉日 桑畑健二

「体育大会」各チームのがんばりを称えて

 中間試験開け、ダンス部員が中心となり、ダンスチームを結成、内容を考えた。ダンス参加者は希望者のみだか、ほとんど全員が参加(90%以上)。また昨年のダンスや茨木高校のマスゲームのビデオを研究するなどして、ダンスを綿密に計画した。音楽はMDで提出。曲はお互いに重複しないように調整し、編集作業は慣れない作業で難航した。早朝練習は7:00〜。運動が苦手な子もみんな、土日に学校に出てきて、練習にがんばった。体育大会直前のダンス優先期間では、グランドや体育館で全体練習をした。立ち位置や通し練習を繰り返し、タイミングや全体の形をチェックしたりした。
 いよいよ当日、本番。トップバッターは青チーム(1・2組)。振りはやや易しめ。誰もが踊れる振り付けを考えた。チームイメージと合うダンス、全体練習のスタートが早く、本番もまとまりが良く、出来も良い。次のチームの後押しするような素晴らしいダンスだった。
 2番手は黄色チーム(3・4組)。このチームはダンス部員が少なかったという逆境にも負けず、がんばった。特に選曲がgood。ノリのいい曲をたくさんつなげて、流れのよい音楽を作り出した。生徒の間ではペアダンスの評価は高い。本番中も「可愛い〜」という下級生の声があがった。
 3番手は黒チーム(7・8組)。このチームは「祭り」と「学園天国」の2チーム編成。それぞれ衣装も違う。祭組では手作りの黒い羽織がカッコいい。ここの振り付けは全体の中でも最も難しいものだった。1列になってのウェーブ、ダンスのラストではグランド中心に集まり、決めポーズ。
 最後はピンクチーム(5・6組)。ここは元気と笑顔にあふれていた。麦わら帽子などの小道具を効果的に使って、夏をイメージ。1人ひとりのダンスの仕上がりも高く、教員の中では大変評価が高かった。
 当日、私は入場門の近くで見ていた。全員が楽しそうに笑顔で踊れているのを見て、嬉しくなり、泣きそうになってしまった。今年のダンスはここ数年の中でも最高の出来だと思う(担任の欲目?)。来年のダンスは今年以上のものに仕上げてきてほしい。
                          上久保先生より



 2年生になって2ヶ月弱。学年初めての中間考査と戦いながら、直後に修学旅行を控えた準備計画が大変な時期の体育祭でした。2年生の「伝統のダンス」を成功させるためにみんなでクラブや予定を合わせて計画を立て、練習をがんばっている姿をご家庭でもみておられたのではないでしょうか。試験の疲れもとれないうちから、朝練や休日も返上しての練習の頑張りと成功にかける熱意のパワーに若さをも感じました。
 当日の子ども達の「達成感」と「充実感」にあふれた笑顔を見て、保護者席からも出来上がりはもちろんのこと健闘を称えた拍手と歓声が沸き起こっていました。子ども達の感動はそのまま保護者にも伝わってきました。
 去年は入学早々で中学生の雰囲気も抜け切らない新米の参加でしたが、1年たって応援団や進行役をしている姿からはたくましい高校生への成長を感じました。
 来年は高校生活最後の体育大会です。是非応援に来てください。

★「61期生のPTA学年だより」。3回に分けてお届けします。