豊友会 交流イベント報告


豊友会主催交流会 大阪市中央公会堂水上バスツアー

11月25日(金)、PTAのOB・OG組織である「豊友会」主催の交流会が開催され、豊高PTAからは44名が参加しました。今年度は6月も豊友会との合同企画・宇治バスツアーが行われています。


今回訪れたのは中之島にある国指定重要文化財大阪市中央公会堂」。
1918年(大正7年)竣工以来、大阪の文化発信拠点として著名人の講演会やイベントなどを数多く開催。あのヘレン・ケラーの講演会もここで行われたのだとか。現在は主に貸室として利用されています。


今回は2グループに分かれたガイドツアーで、公会堂の歴史と美しい意匠についてお伺いしました。まず驚かされたのは、実はこの建物、一市民である岩本栄之助氏の寄付により建てられたということ。株の仲買人として成功した岩本氏が日本の発展のため役立ちたいと私財を投じ、当時は珍しかったコンペにより、早大教授・岡田信一郎案が採用され、東京駅設計で有名な建築家・辰野金吾氏が実施設計を行いました。


説明をうけた「中集会室」では、シャンデリアなど創建当時からの内装を観賞。ステンドグラスや透かし絵には、大阪市の市章となっている澪標や、食材などがところどころデザインされていました。


また、貴賓室だった「特別室」では、日本神話の中から描かれた壁画・木工象嵌の施された扉や大理石の床などの説明を受けました。木工象嵌や大理石の床細工については、今では手掛けることのできる職人がいないといわれているそうで、貴重な芸術品といえますね。
  
  


天井から床に至るまで部屋全体が、美しさを追求した一級の芸術品であり技術品である一室。参加者はお話を聞いた後は、熱心に撮影していました。


各自昼食をとった後、水上バスアクアライナー」で60分の遊覧です。


船内から大阪城造幣局、見学したばかりの大阪市中央公会堂などの眺めを楽しみました。


見えなかった、知らなかった大阪に触れることができた1日。
企画・運営をしてくださった豊友会の皆さま、参加者の皆さまありがとうございました。