3年学年懇談会

3年学年懇談会報告

 

7月3日(水)、3年学級委員会主催の進路講演会(学年懇談会)を開催しました。

今にも雨が降りそうなじめじめと蒸し暑い中、187名もの保護者の方々にお集まりいただきました。

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今回も大学入学センター高大連携課参事 屋木清孝先生をお招きし『大学入試の現状と受験生を持つ保護者の心構え~親のおもい、子のおもい~』というテーマでお話いただきました。

屋木先生は、現3年生が2年生の時の、昨年の11月にも、生徒たちに向けて講演をしていただいており、その時のご講演が記念すべき3000回目であったとのことでした。最前列の生徒たちがクラッカーで迎えてくれた、と喜んでいらっしゃいました。

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先生は、近畿大学に勤務される前に、駿台予備校で26年間にわたり受験生を指導されたそうで、大学入試のエキスパートと言って差し支えない、情熱あふれる素敵な先生です。


最初に、大学入試について正確な知識を持っているかを確かめるため、YES/NOクイズに挑戦しました。全部で5問のクイズだったのですが、難しかったです。親世代の大学入試の情報が意外と古いということに、改めて気づかされました。

講演の中で、特に大切とされていた3つのポイントをここに記しておきます。

【受験生を持つ保護者の心構え】

3つのポイント

  • 1.入試の現状を理解する(最新の情報と認識を持つ)
  • 2.良き家庭環境を作る(話す・聞く≧健康管理・人間教育)
  • 3.夢を持たせるコミュニケーション(認める・励ます・応援する)

この3つを意識し、残りの9か月は、

「努力の証明」、「人生を変える9か月」という心に残る言葉を胸に、高校生活をサポートしていきたいと考えました。また屋木先生のお話の中で、わたしたちに強く伝えてくださったお話をさらにご紹介します。


目標をはっきり持つように促す。適正は後からついてくることもある。夢を一番にもって上から考える人が強い。とおっしゃっていました。
【夢】を持って、じゃあどうする、を考えることが何より大切だということでした。

また、【高校の授業を大切にする】とのことでした。
特別なことではなく、授業を基礎にするということが「王道」であることを改めて気づかされました。

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そして、受験の形態が大きく変わると言われている学年ですが、親は絶対に「弱気にならない!」とはっきりおっしゃってくださいました。

先生はまた、新しい受験形式について、

「ちょんまげがアフロにはなるわけではない。ちょんまげのまげが、ちょっと太くなるくらいの変化だ!」(これまでとはほとんど変わりない、ということ)

と、とてもわかりやすい表現で説明してくださいました。

その上で、とにかく「口だけでいいのでほめまくって子供を錯覚させる。その中で、人としてのマナーや社会人としての礼儀を諭し導くように」

というお話でした。

最後になりましたが、
子どもだけでなく保護者にもエールを送ってくださった屋木先生、お忙しい中ご準備くださった3年担任の先生方、足元の悪い中ご参加くださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
この講演会で、3年学級委員会主催の行事は最後となります。
子どもたちの卒業まで約8か月、ゴールから逆算して大切に過ごしてまいりましょう。