3年学年懇談会(進路講演会) ご報告
2020年7月6日(月)
(前半)13:00〜14:30
(後半)15:00〜16:30
コロナ禍で落ち着かない日々の続く中、また、お足元の大変悪い中、
多くの保護者様にご参加いただき、3年学年懇談会(進路講演会)が行われました。
感染症予防対策として、消毒や空気の入れ替えを行い、また、前半と後半に分けての二部制という形をとり、距離をあけての着席となりました。
ご理解ご協力いただきありがとうございました。
今年度も、近畿大学 大学入学センター高大連携課参事 屋木清孝先生
をお招きしました。
駿台予備校勤務時代からの長年にわたる進路指導経験より
ユーモアを交えて為になるお話をして下さいました。
○伸びる生徒はゴール(夢)から逆算してモノを考え行動を起こす。
- 計画表よりも目標を立てるのが先。
- いつまでに何を終わらせるかが大切。
- 期限を逆算して目標が達成できる。
- 結果としてたどり着けなかったとしても、限りなく近づくことができる。
○受験生を持つ保護者の心構え
- 保護者時代の受験情報は古いと認識する。
- 入試の現状を大まかに正確に理解する。
- 本人の話をよく聴き、会話をすること。
- 子供を認め、励ますことが大切。子供の夢を摘むような言葉は控える。
- 夢を持つように応援すること。
- 挨拶・マナー、ルール遵守等社会性については厳しくしっかり身につけさせる。
○大学の受験人口は1992年をピークに減り続け、競争率は下がっている。
- 共通テストはセンター試験と比較して、思考力をはかる問題の出題が想定されるなどの傾向が変わるが、条件は全国どの受験生も同じ。
- 倍率は低いと予想される。
- 問題が変わる年は平均点が下がる傾向にある。
- 共通テストの日程は2回あり選択可能だが、第1日程で受けたほうが良い。
○学部・学科の人気は社会情勢等で変動する。
- 近年はAIの目覚ましい進歩を受けて情報学部の人気が上がっている。
- 突出した成功者はごく一部。
- その時々の状況にとらわれず、どこまで夢を具体化し、学部学科を選択するかで、実現の可能性が高くなる。
○敵(=志望校)を知ることで戦うことができる。
- 夏休み前に志望校を決め、具体的に対策に取り掛かる。
- 出題傾向に沿った志望校の過去問に絞り込み合格する自信をつける。
○受験にもっとも必要なことは高校で学んだ三年間の内容である。
- 学校の授業をしっかり理解することが一番大切。
- 学校の成績がそのまま大学受験に反映される。
○模試の結果でE判定が出たら、強い敵と闘おうとした勇気の証。
- 結果に注視せず、テストのやり直しをすることが最も重要。
- 100点ではなく、時間内に必要最低合格点を取ることを目指す。
○夢を強く持つことで、逆境に打ち勝つ。
- 阪神大震災で家を失った生徒でもノートと鉛筆から再開し志望校合格をした。
- コロナ禍においての各家庭に諸事情はあっても、学習できる環境はある。
- 言い訳をせずにあらゆる条件を乗り越える強さは、夢を持つことで得ることができる。
90分間の熱く、有意義な時間を過ごさせて頂きました。
屋木先生には2回続けての貴重な講演をありがとうございました。
また、休憩中にすれ違う生徒が挨拶をしたことをほめていただきました。
豊中高校の先生方のご指導の賜物、と誇りに思いました。
最後に3年生の担任の先生方、ご多忙の中、貴重な場を設けて頂きありがとうございました。
そしてご参加くださった保護者の皆様、ありがとうございました。
この講演会で、3年学級委員会主催の行事は最後となります。
礼儀正しく心豊かに育った生徒たちの夢を
全力で認め、励まし、応援する準備は整いました。
保護者一丸となって、一人一人の生徒の勇気を支えていきましょう。
3年学級委員一同
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