サイエンスセミナーに参加

 1月19日、土曜講座の一つとして定期的に開催されている「サイエンスセミナー」に参加しました。普段は生徒対象に行われていますが、今回は特別に保護者にも公開されるというので、他の講座に参加する我が子と一緒に9時に登校。
 机を並べられた森川ホールには、すでにたくさんの高校生たちが始まりを待っていました。中にちらほらと保護者の姿も見え、サイエンスセミナー 自然科学講演会「『超能力』、科学、平和の価値」は、立命館大学国際平和ミュージアム館長の安斎育郎先生を講師にスタート。もともとは原子力工学が専門でありながら、ユニークな経歴を持つ安斎先生はユーモアあふれる気さくな方で、スプーン曲げの実演も交えながら、現在のスピリチュアルブームに警鐘を鳴らします。これまでもオカルトなどの超常現象にだまされるなということを訴えてきています。
 高校生たちに、「もちろん私たちは科学だけで生きているわけではないが、真実でないものを真実のように思い込まないように。いかに思い込みが真実を判断することから遠ざけてしまうか。そして、文化的暴力の存在。普段何気なく口にしてしまう血液型だって、レッテルを貼っていることになる」など、思わずはっとさせられるお話しをしてくださいました。最後に一つ手品を教えていただき、あっという間の2時間でした。どうもありがとうございました。