進路講演会

10月26日(水)15:30より豊陵ホールにて進路講演会を開催いたしました。

110名の保護者の方に参加いただきました。

 

今年度は立命館大学入学センター次長熊谷秀之氏に講師としてお越しいただきました。演題は「子どもたちの進路実現を目指して ~自らの意思、努力で自分の人生をデザインする~」でした。

    

 「就職に有利な学部はどこですか」と質問されることが多いけれど、学部・学科で有利不利は無く、何故そこを選んでどのように学んだかが問われるとのことでした。自分で考えて決断を積み重ね、自分の「学習歴」を作ることが大切だそうです。

 そして社会に出て必要となるのは語学力や資格よりまず、主体性コミュニケーション力粘り強さ。それらを身に付けるためにも、今の高校生活を大事にし、勉強だけでなく行事や部活に取り組み、豊中高校を最高の母校と思えるようになって欲しい。そのような学生は、大学に入っても後悔のない前向きな生活を送り、大学のことも母校と思えるようになるとのことでした。

 

 進路選択については、子どもたちが自分自身で、目的を持って取り組み学習歴を築いていける進路を選ぶことが大切で、受験に際しては後悔のないよう最後まであきらめずやり切って欲しい(10月や11月の模試の結果であきらめるのは早い!)とのことでした。

 2月に入試を行う大学側の考えとしては、2月までしっかり勉強した子が欲しいということ。模試の結果で行ける大学を探し始めると成績が下がる、志望を下げずに2月までやる子は成績が上がる。私立大学に関しては、競争倍率は関係なく、「2月の試験日に合格最低点にたどり着いていること」が合格の定義なので、保護者は子どもの決断を全力で応援し、子どもより先にあきらめないでくださいと仰っていました。

 

 真剣なお話の中にたくさんの笑いを盛り込んでくださっていて、大変楽しい講演でした。7月に3年生にも同テーマで講演していただいたそうです。3年生の保護者の方は是非お子様と進路について話し合うきっかけになさってください。